ヴュルツブルクへ
 
 フランクフルト空港で借りる予定だった車は、小型、オートマ、ナビ付きであった。現地で提示されたのは、マニュアル、ナビ付きか、オートマ、ナビなしの選択であった。一応探してはくれたのだが、オートマを選択して、21時過ぎ、旅をスタートさせた。
 ヴュルツブルクへの分岐もうまくいき、市内に入る。iPhone のGPSで位置確認しながらHotel Goldenes Fass へたどり着いた。23時前だった。ホテルに人影はなく、入口にパスワードを入力するような、テンキーが設置されていた。ネットで予約した時、「21時以降のチェックインに対しては…」といった断りが書いてあったのは、このことだったのだ。
 市内に別のホテルを探す。一つ目シングルルームしかないで断られ、別のホテルを紹介してもらう。市内走り回ってそのホテルに行っても、満室で断られ、再度紹介されたホテルを探す。マイン川を超えた丘の上のホテルにたどり着くも電気は消えて、人影もなし。0時は過ぎていただろう。途中でパトカーを見つけホテルの紹介を依頼する。先導して、あるホテルに導いてくれ、パトカーは去っていった。しかしそこも満室で断られ、結局車の中で夜を明かすことにした。
 結局予約したホテルには、7時に出勤した従業員をつかまえ、7時チェックイン、一時間の仮眠、朝食、9時のチェックアウトといった結果になった。
 翌日、町を歩いていると大きなホテルもいくつか目についた。しかし、夜それらの表示が目につくことはなかった。夜のヴュルツブルクは暗かった。
 
 
 アウトバーン(Autobahn)
 
 フランクフルト空港を出るとすぐアウトバーン3号線になる。問題はヴュルツブルクへの分岐だけである。夜でもあり、その分岐を間違える不安も抱えていたので、ずっと走行車線を走り続けた。すると私の前にはいつしか、タンクローリー、トレーラ、キャンピングカーといった車ばかりが並ぶようになった。それでも90Km の速度を出している。後ろから車のこないのを確認して、追い越し車線に出て、追い越し100Km くらいで走り続けた。その後も私が乗用車を追い越すことはなかった。
 料金場と言ったものがないので、アウトバーンから分岐して、また分岐しているうちに道の先に家々が出現する。その間信号機に一切出会わないことも一度二度ではない。(町の中は別にして、本当に信号機が少ない。)町中になれば30,60と言った速度制限も現れてくる。丘陵を突き抜けるブンデスシュトラーセ(国道と言っていいのか)はまっすぐな道で、歩行者もいないから歩道もない。道が交差しても信号機もない。走る車はアウトバーンと同じような速さで突っ走る。ただ追い越し車線がないだけである。対向車がなければ、対向車線が追い越し車線になる。こちらが100Km くらいで走っていても追い越していく。
 アウトバーンでは80,100、120と言った速度制限の標識があった。120Km で走っていても当然追い越していく車は多い。
 ロマンチック街道を走っていて、ドイツの平坦な国土を実感した。
 
 ホテル、シュロスレストランへの道
 
 ホーエンシュヴァンガウから、予約したホテル、シュロスレストランへ向かう道は、尋ねもしたがすぐわかった。18時頃だったが、山から下りてくる人を縫いながら、上の方に上っていった。途中で右折する道があったので、そちらへ進むと、道幅は1車線となり、そこに信号機があり、信号は赤になっていた。上からはいつ車が降りてくるかもわからないので、とりあえずホテルに電話した。しかし片言の言葉で状況を説明するのは難しい。電話ではあっちこっちと指さすこともできない。そうするうち、上から車が降りてきたので、電話は打ち切り、運転手に尋ねた。すると先の三叉路を直進すればすぐそこにあるという。そういえば、事前に見ていたノイシュバンシュタインの地図に三叉路があった。赤信号の先には、マリエン橋がありその先に城があるはずだ。
 ホテルに着くと、『食事の時間は終わったので、夕食は下のホーエンシュヴァンガウでとってくれ。帰りは(2つめのキーをさして)このキーで入口から入ってくれ』とのことだった。食事に出かける18時半頃、従業員は順次引き上げていった。
 ホテルはノイシュバンシュタイン城のすぐ下にあった。
 
 
 ヴィース教会(Wieskirche)
 
 ホーエンシュヴァンガウからヴィース教会への道は、iPhone のナビが示すとおり17号線を進み、グラーベン湖を過ぎてすぐ右に折れ、丘陵地帯の道幅1車線の道を進む。走りながら、この先に、本当に世界遺産といわれるものがあるのだろうかといぶかった。iPhone の示す地図とGPSの現在地は間違っていない。
 結局到着した時、我々は裏口から教会にアクセスしていたのだと知った。表口からアクセスしていれば道路は往復2車線の幅があり、終点のヴィース教会には大きな駐車場も準備されていた。
 
 
 レンタカーでの行程
 
 レンタカーを借りた時の走行距離は9805Km 。ミュンヘンで返した時は 10541Km 。総走行距離は736Km 。ロマンチック街道は 350Km と言われているが、ヴュルツブルクからフュッセンまでの走行距離は 420Km であった。余分な走りが随分あったのだ。燃料の補給はせず。ミュンヘンで車を返すちょっと前に燃料補給を告げるランプがついた。ベンツ、1800、ディーゼルのタンクをほぼ空にして、736Kmを走ったことになる。
 ミュンヘンで車を返す時、その返却場所を探すのに苦労した。AVIS の看板があると思ってそれを探していたのだが、ちょっとした駐車場をレンタカー会社が共同して返却場所としているようで、その事務所辺りにレンタカー各社のマークがA4くらいの大きさで、並んでいた。
 
 
 オクトーバーフェスト(Okutoberfest)
 
 バイエルン州の新しいビールを喜ぶといった祭りなのだろうか。ミュンヘンのテレジエン・ヴィーゼという公園で、10月の第1日曜までの16日間行われる祭り。旅行ガイドにはよく紹介されているが、9月の連休を計算に入れて企画した今回の旅行はちょうどその時期に重なった。
 22日(木)の夜、24日(土)の昼、2回その会場へ行ってみた。ずいぶんの人が楽しそうにやっていた。多くの男女が、普段余り着ることもないであろう、男はつりバンドに半ズボン、女はスカートに前掛けといったバイエルンの民族衣装で集まってくる。公園は仮設の遊園地ともなり、老いも若きもが集っていた。
 ビールの醸造会社等14社の大きな建屋が並んでいる。そのいくつかを覗いてみたが、すべて満員、人の通る隙間もないほど。とても事情を知らない外国人がその中でビールを飲めそうに思えない。結局私はそこでビールを口にすることもなかった。
 ぶらぶら歩き回って、アイスクリームを食べただけだが、楽しいひとときであった。
 
 
 
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